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「頭を叩くと、脳が活性化するから叩いているんだ」という先輩社員【児童虐待と脳】

こんばんは、私は先生をやっているものです。

下の記事を読んでいない方はまずはこちらをご覧下さい。

 

docodemostudy.hatenablog.jp

 

悲しい出来事があったので報告します。

このブログを始めたきっかけでもある、勉強ができない子どもの頭を叩く先輩社員が(生徒に対して)次のようなことを言っていました。

 

「私が頭を叩くのは、頭を叩くと脳が活性化してよく働くようになるからなんだよ」

 

要するに、生徒のためにやっているということなのです。

頭を叩くという行為は暴力です。

理由を付けたとしても、決して許されるものではありません。

 

今日、私はお休みだったので、1日中「頭を叩くと脳が活性化するのか」という疑問を解決するために、あらゆる論文や文献を探してみました。

 

わかったことは次の2つです。

①暴力は百害あって一利なし

虐待は脳の正常な発達を遅らせてしまうそうです。

物理的な傷と違って、目に見えないだけ厄介。

暴力を受けた子どもは、将来、反社会的な行動を起こすきっかけになりかねないそうです。

(もちろんそうならない人もいます)

 

②頭を叩く教育者は、過去に自分も暴力を受けたことがあるのかもしれない

人の頭を叩くという行為は異常です。

異常行動をしてしまう人は【悪】と認定されてしまいがちですが、もしかしたらその人自身も暴力に苦しんだ経験があったのかもしれません。

暴力を肯定するつもりはないですが、暴力を受けた人が次の暴力を生まないためにも、心のケアが大切なんだなと考えました。

 

 

私は次のように宣言します。

教育者ができる、唯一の「脳を活性化させる方法」は、【考えさせること】だ。

 

(参考)

児童虐待が脳に及ぼす影響―脳科学と子どもの発達,行動―

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ojjscn/43/5/43_345/_pdf/-char/ja

 

 

 

 

私がこのブログを通して伝えたいことは次の2つです。

 

①「暴力や暴言による他人のコントロール」は意味がないということ

②勉強はわかると本当に楽しいということ

 

 

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