勉強が得意な子どもの特徴①一つずつ、勉強を味わう
こんばんは、私は先生をやっているものです。
下の記事を読んでいない方はまずはこちらをご覧下さい。
タイトルにある「一つずつ、勉強を味わっている」とはどういうことでしょうか。
そもそも学問とは、「社会の変化とともに人類が積み重ねてきたもの」です。
学問とは、高く積み上げられたブロックのようなもので、ここ何千年もの間に多くの学者たちの努力によって出来上がりました(そしてこれからも進化していくはずです)。
私は1990年代に生まれましたが、生まれたときにはすでに学問のブロックは高く高く、積み上げられていました。
勉強が難しいのはここなんです。
誰かよくわからない人たちが苦労して手に入れたものを、「さあ、あなたもやってみなさい!」みたいなテンションで言われても「?」となります。
そんな勉強をどうやって味わえばいいというのでしょうか?
私が好きな算数・数学を例にします。
数や図形の勉強は、実は小学校に入る前の段階から行われています。
子どもが幼稚園や保育園でよくやる【イス取りゲーム】は、あれも数を意識させる遊びです。
イス取りゲームをやると、人の数とイスの数は同じじゃないことがわかります。
その他にも、子どもたちの人数と同じだけの楽器があれば安心だし、同じ数がないと使えない子どもがいて、取り合いになったりします。
(限りあるものを奪い合う本能は今も、狩りをしていた頃も変わりがないんでしょうか。)
狩猟採集時代は食べ物や人の数が限られています。
数の認知力が高い人ほど有利で、有利なことに気がつけると数のよさがわかる。
きっと人類にとって、数の概念が生まれたのは自然なものだったんですね。
ここで話を戻すと、小さいころから算数の計算のやり方だけを教えることは、良くないこととは思いませんが、自然なことではない気がするんです。
小学校に入る前の子どもには、勉強のよさを感じさせるきっかけを作ってあげたいものです。
いきなり「さあ勉強!」という感じだと、義務感で勉強することにつながりそうですよね。
私がこのブログを通して伝えたいことは次の2つです。
①「暴力や暴言による他人のコントロール」は意味がないということ
②勉強はわかると本当に楽しいということ
子どもがいる方、教育に関わるお仕事の方はもちろん、人間社会に生きるすべての人に役立つ情報や考え方を発信していきます
花を咲かせたいとき、今すぐ咲いてほしいと思ったりしない
— ★ゆう先生 (@DocodemoStudy) 2023年1月5日
なぜか教育に関しては、今すぐの変化を求めてしまうものだ
成長というものは時間がかかるものなんだ😊
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